カテゴリ:学校だより
令和8年度6月号

カテゴリ:学校だより 令和8年度6月号


「北風と太陽」      教務主任

 新緑のまぶしい季節となり、1年生から5年生までの遠足が無事に終了しました。それぞれの学年で目的地や活動は異なりましたが、子どもたちは仲間と力を合わせ、学びと発見に満ちた一日を過ごすことができました。昨年度も引率した教員からは、どの学年も1年間の成長を感じる姿が見られたと話がありました。当然、課題もあります。今後の教育活動を通して、子どもが自ら判断し、考え、行動できるようにしていくことができるように指導を工夫してまいります。今年もみな☆サポの皆様にたくさん協力していただきました。今後の行事も家庭や地域の皆様と協力して子どもたちの成長のために運営していきたいと思います。大変にありがとうございました。今月はいよいよ6年生の自然教室もあります。毎年、出発前の子どもたちの顔つきと様々な行事を経験して帰ってきたときの顔つきの違いに、驚きとともに子どもたちの成長を見ることができる教職の魅力を感じています。今年の6年生がどんな成長をしてくるか楽しみです。
 さて、ここでは私が教職を志していたときに学び、今も大切にしていることを紹介させていただきます。「北風と太陽」という有名な童話をご存知かと思います。旅人のコートをどちらが脱がせられるかを競った話です。北風は冷たい風を強く吹きつけ、力で旅人を従わせようとしました。しかし、旅人は身を縮め、ますますコートを離そうとはしませんでした。一方で、太陽は穏やかな日差しで旅人を包み込みました。すると旅人は自然と心をゆるめ、自らコートを脱いでいきました。
 この物語は人との関わり方にも通じる大切な教えを示しています。相手を変えようと力を加えるのではなく、温かく寄り添い、相手の心が開くのを待つこと。その姿勢こそが信頼や安心を生むのだと思います。子どもたちに接するとき、私たち大人は「太陽」のような存在でありたいと思います。どんな日も変わらずに見守り、励まし、温かい眼差しを向け続けることが子どもたちの成長につながっていきます。
 今後も学校・家庭・地域がともに、子どもたちを包み込む「太陽の光」であり続けられれば幸いです。ときには子どもたちの成長のための「愛情のこもった北風」も吹かせながら。

公開日:2026年05月29日 17:49:12
更新日:2026年06月01日 17:12:28