カテゴリ:学校だより
令和6年度1月号
笑顔いっぱい! 校長 門野 吉保
新年明けましておめでとうございます。
今年の干支である「巳」は蛇を表し、古来より豊穣や金運を司る神です。そのため、蛇の登場する夢は吉兆とされています。また、たくましい生命力があり、脱皮を繰り返す度に表面の傷が治癒していくことから、医療や治療、再生のシンボルともされています。巳年生まれは辛抱強く、粘り強い性格で、知恵や洞察力に優れているそうです。
さて、甚大な被害をもたらす自然災害や加速する生成AIの進化など子どもたちが活躍する未来は、先行きが不透明で、予測困難な時代といわれています。予測できない未来に向けて、自らが持続可能な社会を創り出していくためには、「主体性」「リーダーシップ」「創造力」「課題設定・解決能力」「論理的思考力」「表現力」「チームワーク」などを育んでいく必要があります。また、その根底にある一人ひとりが自分のよさや可能性を認識するとともに、他者を尊重し多様な人々と協働できることが重要です。
国語や算数などが得意な子もいれば、音楽や図工、体育など優れた技能を習得している子もいます。また、特定のことに詳しかったり、高い集中力をもってる子もいます。周りにいる友達に優しくできたり、高いコミュニケーション力を身に付けた子もいます。年齢も心身の発達の状況も違う子どもたちが一緒に学ぶことができるのが公立小学校のよさのひとつです。
できないことができるようになっていく、子どもたちが憧れを抱くと同時に成長のモデルとなる高学年が身近にいることはとても素晴らしいことです。また高学年は小さい子どもたちの範になろうと頑張ることができるのが学校です。しかし、発達段階にいる子どもたちですから、一緒に生活をしていればトラブルはあります。むしろ集団の中で気付いたり、身に付けたりすることの方が多いかもしれません。
3学期は一年のまとめの時期です。大きな行事はありませんが、それぞれが一年を振り返り、成長を確認するタイミングでもあります。課題ばかりに目が行きがちですが、子どもたちの良いところ、成長したことをたくさん見つけ、言葉で伝えていただくと更に子どもは伸びていきます。
子どもたち一人ひとりの笑顔がたくさん見られるように、先生方や保護者・地域の方々も笑顔になれる、そんな学校づくりを今年も進めてまいりますので、引き続き、ご理解とご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
公開日:2025年01月09日 07:00:00